今年もやります。選考委員の Tom 個人が感動した作品(3部門9作品)に贈られる権威のかけらもない life with i 賞(笑)。
候補作は、その年に最初のバージョンがリリースされ、かつこのブログで紹介したことがある作品。つまりは「来年もがんばって開発してくださいよ~」と開発者にエールを送るとともに、暗に「来年もアップデートして、うちのブログにネタを提供してね(超はぁと)」とプレッシャーをかける賞でもあります。
受賞作は選考委員の Tom の独断と偏見によって選出され、受賞した開発者には Tom の熱いまなざしが贈呈されます。
それでは、発表しましょう! Mac アプリケーション部門最初の受賞作は・・・・・
TakeMePop
おめでとうございま~す(パチパチパチ)。
Finder で選択した項目をパネルに追加し、ドラッグ&ドロップでファイルの移動などの操作をおこなうことができるアプリケーションで、Finder のツールバーに登録して使うことを想定しています。
Finder でファイルを選択し『TakeMePop』をクリックして起動すると、選択項目を取得したフローティングパネルを表示します。パネルにほかのファイルをドロップして追加も可能です。
このパネルからのドラッグは、Finder でドラッグをおこなうのとほぼ同じ動作をします。
パネルからほかのフォルダにドラッグ&ドロップすると、ファイルが移動。「Command」+「z」キーでファイルの移動を取り消すことができます。
同様に「option」キーを押しながらドラッグ&ドロップするとファイルを複製、「command」+「option」キーを押しながらドラッグ&ドロップするとエイリアスを作成します。
パネルからアプリケーションにファイルのドラッグ&ドロップもできます。パネルは常に手前に表示されて自動的にスペースを移動するので、フルスクリーンアプリケーションにもファイルをドロップ可能です。
オープンセーブダイアログよりも手前にパネルが表示されるので、ファイルをドロップして内包するフォルダをダイアログに表示できます。
複数のパネルを作成可能です。
コンテクストメニューから選択した項目をパネルから削除したり、項目がフォルダの場合にはフォルダの中身もパネルに表示できます。
パネル左下のギアアイコンから設定を変更でき、Finder で何も選択していない場合に、最前面のウインドウを追加するか、開いているウインドウをすべて追加するか選択可能です。
通常のアプリケーションとは異なり、起動しても Dock にアイコンを表示しません。すべてのパネルを閉じると自動的に『TakeMePop』は終了します。
地味なアプリケーションではありますが、使ってみると予想以上に便利! ドラッグ&ドロップでの作業が多い方は、とくに重宝すると思います。フリーウェアとしての提供も有難く、ネーミングにもセンスを感じました(受賞理由)。
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