今年もやります(笑)。
life with i 賞とは、「年末は開発者さんもお休みモードで、書きたいネタがあまり出てこないんだよねぇ~」ということで2006年に安易に創設され、選考委員の Tom 個人が感動した作品(3部門9作品)に贈られる権威のかけらもない賞であります。
候補作は、その年に最初のバージョンがリリースされ、かつこのブログで紹介したことがある作品。つまりは「来年もがんばって開発してくださいよ~」と開発者にエールを送るとともに、暗に「来年もアップデートして、うちのブログにネタを提供してね(超はぁと)」とプレッシャーをかける賞でもあります。
受賞作は選考委員の Tom の独断と偏見によって選出され、受賞したソフトの開発者には Tom の熱いまなざしが贈呈されます。
それでは、発表しましょう! まずは、iPad アプリケーション部門最初の受賞作は・・・・・
MAU M&L 博物図譜
おめでとうございま~す(パチパチパチ)。
東京都小平市にある武蔵野美術大学の「美と知」の統合をあらわす新しいシンボルとしてリニューアル開館した「武蔵野美術大学 美術館・図書館」が所有する、17世紀から19世紀の貴重書を閲覧できるアプリケーションです。
利用には、インターネットへの接続が必要です。
タイトル順、カテゴリ順、年代順に並べ替えて、書籍をさがせるようになっています。
右側の書籍のアイコンをタップすると、書籍情報と解説を表示。
表紙画像をタップすると、その書籍のページ一覧のサムネイルから好きなページを選んで閲覧できます。
どのページもピンチ操作で拡大可能。精緻な印刷表現の細部を隅々まで見ることができます。
解剖図・航海記・博物誌の貴重書30数点を閲覧可能です。
また、「博物図譜の楽しみ方」では、武蔵野美術大学客員教授・荒俣宏氏によるビデオ解説を視聴できるようになっています。
このような貴重書を自宅にいながらにして無料で閲覧できるようにしてくれた「武蔵野美術大学 美術館・図書館」に感謝!(受賞理由)。国公立大学でもこういうアプリケーションをリリースしてほしいなぁ。
iPad アプリケーション部門での受賞としましたが、v.1.1 でユニバーサル化され、現在は iPhone にも対応しています。
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