今年もやります（笑）。
life with i 賞とは、「年末は開発者さんもお休みモードで、書きたいネタがあまり出てこないんだよねぇ～」ということで2006年に安易に創設され、選考委員の Tom 個人が感動した作品（3部門9作品）に贈られる権威のかけらもない賞であります。
候補作は、その年に最初のバージョンがリリースされ、かつこのブログで紹介したことがある作品。つまりは「来年もがんばって開発してくださいよ～」と開発者にエールを送るとともに、暗に「来年もアップデートして、うちのブログにネタを提供してね（超はぁと）」とプレッシャーをかける賞でもあります。
受賞作は選考委員の Tom の独断と偏見によって選出され、受賞したソフトの開発者には Tom の熱いまなざしが贈呈されます。
それでは、発表しましょう！ iPhone アプリケーション部門最後の受賞作は・・・・・
INStan Pocket
なんとなくのまま今を写すトイデジタルカメラ iPhone アプリケーションおめでとうございま～す（パチパチパチ）。
5種類のトイカメラ系エフェクトと4種類のモノクロ系を搭載した、アナログ感覚で遊べるトイデジタルカメラアプリケーションです。ファインダーの左下にある「Color」をタップすると加工サンプルを見ながら、使用するエフェクトを選べます。
右下の「Tone」をタップすると4つのスイッチを表示し、エフェクトの濃度や彩度を変更でき、ブラーとフレームを2種類から選べます。ファインダー右側いちばん下に「PREVIEW」をオンにしておくと、撮影後にプレビューを表示します。
プレビュー表示をオンにしている場合には、初期設定では「Develop」ボタンをタップした後、「Send Image To」画面に切り替わります。撮影した写真をカメラロールに保存するだけでなく、メール送信、「PhotoAppLink」ライブラリを採用したほかのアプリケーションに送れ、iOS 5 では Twitter にポストもできます。
初期設定は、スクエアフォーマットでの撮影ですが、フォーマットの変更も可能です。左にスワイプすると画面が回転し、カメラのフロント画面になるので、右下の「FORMAT」のスイッチを「ST」に切り替えると、標準フォーマット (Standard) で撮影できます。その右側には、セルフタイマーボタンもあります。
右上のセッティングボタンをタップすると、低解像度撮影時の解像度と、セルフタイマーの時間を選択できます。「PhotoAppLink」を使用しない場合には、オフにもできます。その場合には、「Send Image To」画面に遷移せず、撮影した写真をカメラロールに保存します。
また、フロント画面である操作をするとレンズが交換され、同じエフェクトを使用しても仕上がりが異なります（隠し機能の出現方法については、作者さんのブログをご参照ください）。
ファインダーの左下にある「MXP」ボタンは多重露光撮影用のもので、これをオンにして撮影すると、最後に保存した写真に重ねて加工されます。
トイカメラ系とモノクロ系のエフェクトを切り替えるには、画面下半分を上方向にスワイプします。モニタが外れるので、横にスワイプするとモニタが切り替わり、画面下半分を下方向にスワイプすると、モニタが取り付けられます。
モニタを取り外したままでも撮影可能です。その場合には、専用エフェクトが適用され、まれにライト・リークを起こすようになっています。
そのほかにもファインダー右側に、ホワイトバランス・露出・フォーカスをロックできるボタンを備えています。
ホワイトバランスをロックすると、意図的に正常な白色を出さないようになるので、実際に目にしているのと異なる色温度の写真を撮ることができます（1枚目）。同様に、暗いところで露出をロックすることで明るすぎる写真にしたり、近くのものを映し出した状態でフォーカスをロックすることで、遠くのものを撮影した時にアプリの加工に頼らないボケを作り出せます（2枚目）。
国内では「シャッター音が鳴らない」「すぐに撮影できる」「作り捨て」のカメラアプリケーションが好まれる傾向がありますが、個人的にはそんなのはどうでもよくて、味わいのある写真に仕上がるのが好き♪ ということで、最近はもっぱら「INStan Pocket」で写真を撮ることが多いです（受賞理由）。
（ ・∀・)∩ ビ━━━━━━━━━━━━━━ム！！
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